バンガード米国生活必需品セクターVDCを高配当系HDV,VTIおよびSPYと比較

米国株の運用は,VT1000万円,VTI1000万円,HDV1000万円,VYM500万円,DVY500万円,PFF500万円を考えています.

 

今回はバンガード米国生活必需品セクターVDCを調べます.一般に,ディフェンシブ銘柄と言われています.

 

今回取り上げる米国株ETFは,

VDC: MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動,

HDV:モーニングスター配当フォーカス指数に連動,

VTI: CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動,

SPY:S&P500に連動,

とします.

 

この1年間で配当込みのトータルリターンを調べました.VDCは-6.6%,HDVは6.2%,VTIは16.3%,SPYは16.2%となっています.一方,価格変動を表すVolatility(大きいほど価格変動が大きいことを表す)はVDCは11.3%,HDVは10.8%,VTIは12.1%,SPYは12.4%となっています.この1年間だけでは,VDCはディフェンシブどころではありませんね.

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では,リーマンショック前後を確認します.なお,HDVは設定日が2011年3月29日だったので,図にはありません.

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どうでしょう,VDCは見事なディフェンスぶり,いやそれどころかボラティリティが低いのに,トータルリターンがVTI,SPYに比べ見事な成績です.リーマンショック前にVDCをメインに購入された人は,あの大暴落でもあまり気を落とさずに済んだのではないでしょうか?

 

では,次にリーマンショック前から現在までを比べます.

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この図からも,VDCはトータルリターンが高いにもかかわらず,ボラティリティは低いという,非常によいETFと考えられます.ただし,ここ数ヶ月の下落ぶりはいただけません.採用している個別銘柄の下落のためですが,採用銘柄外の低価格プライベートブランドの伸びのためと分析された記事も拝見しています.

 

最後にHDVが設定された2011年3月末から現在までを図に示します.

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リーマンショック後ではどれが優位とは言いにくいです.

 

結局,今回調べたVDCは非常に魅力的ですが,ここ数ヶ月の下落ぶりがたまたまなのか,それともディフェンシブ銘柄のワイドモート(他の会社が参入しがたい堀(壁))が実は対したことなく,ブランドより低価格を好む消費者が多いのか,たかぼうにはまったくわかりません.

 

 

たかぼうは最初に記載したVT,VTI,HDV,VYM,DVY,PFFの購入金額を目指し,その後は追加投資をします.を基本としますが,今後のVDCの動きを注意深く見ていきたいと思います.

 

今後も,たかぼうは,まじめに働き,余剰資金で米国株ETFを買い増すのみです.

 

以下,ポチッとしてもらえるとやる気が出ます.

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