米国ETF(QQQ,VGT,VHT,VDC,VIG,VTI,SPY,VYM,DVY,TLT)を分析(バックテスト)

分析

たかぼうは全世界VT,全米VTI,高配当系HDV,VYM,DVY,生活必需品小売りVDC,ヘルスケアVHT,S&P500連動VOO,ナスダック100QQQを保有しています.

今回はリーマンショック前から設定されているETFであるQQQ,VGT,VHT,VDC,VIG,VTI,SPY,VYM,DVY,TLTを分析(バックテスト)を行いました(www.portfoliovisualizer.com).

QQQ:ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動.指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア,通信,小売り・卸売り,貿易,バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映.上位銘柄はアップル,マイクロソフト,アマゾン.

VGT:MSCI US Investable Market Information Technology指数の構成銘柄のうち,あらゆる時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに連動.米国を中心としてコンピューターやソフトウエア、インターネット企業に投資.上位銘柄はアップル,マイクロソフト,ビザ.

VHT:MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア・インデックスに連動.上位銘柄はJ&J,ユナイデッドヘルス,メルク.

VDC:MSCI USインベスタブル・マーケット一般消費財インデックスに連動.上位銘柄はJ&J,ユナイデッドヘルス,メルク.

VIG:ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数に連動.過去10年間連続増配の米国の普通株(REITを除く)へ投資.上位銘柄はマイクロソフト,ウォルマート,J&J.

VTI:CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動.米国株式市場全体を投資対象とし,3500以上の銘柄を保有.上位銘柄はマイクロソフト,アップル,アマゾン.

SPYS&P500種指数に連動.上位銘柄はマイクロソフト,アップル,アマゾン.

VYM平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動.上位銘柄はJ&J,JPモルガン,P&G.

DVYダウ・ジョーンズセレクト配当込指数の価格と利回りに連動

TLT:残存期間が20年を超える 米国債で構成される指数に連動.

今回使用したwww.portfoliovisualizer.comは最大3銘柄とベンチマークの合計4銘柄での比較となるため,今回10銘柄同時の表示ができないため,時系列のグラフは複数作成しました.ベンチマークとして,S&P500を基準とする場合が多いと思いますが,そうすると銘柄のパフォーマンスによって縦軸の値が一定とならないため,今回は評価額が最大となるQQQをベンチマークとしました.

 

下記のグラフは,リーマンショック前2007年に1万ドル投資し,配当は再投資した場合の2019年末の結果です.まずは,ナスダック100QQQ,情報技術VGT,高配当VYM,連続増配VIGを比較.

次は,ナスダック100QQQ,生活必需品小売りVDC,ヘルスケアVHT,全米VTIを比較.

さらに,ナスダック100QQQ,全米長期国債TLT,S&P500連動SPY,好配当DVYを比較.

いかがでしょうか?長期国債TLTを除き,株式連動のETFはリーマンショックで大きく下落するも長期ではどの銘柄も右肩上がり.ナスダック100QQQと情報技術VGTが群を抜いて好成績となっています.

次に,各銘柄を数値で比較するため,表にしてみました.まずは2019年で成績の良かった順(評価額順)に並べました.QQQは年平均成長率が14.07%とすごい伸びです.S&P500連動のSPYでも8.71%と高い伸び.長期国債TLTでも6.71%となっています.

Portfolio 投資額 評価額 年平均成長率 標準偏差1) Best Year Worst Year Max. Drawdown Sharpe Ratio2) Sortino Ratio3) US Mkt Correlation4)
QQQ $10,000 $55,368 14.07% 17.47% 54.68% -41.73% -49.74% 0.79 1.21 0.92
VGT $10,000 $52,927 13.68% 18.20% 61.89% -42.81% -50.58% 0.75 1.14 0.91
VHT $10,000 $41,254 11.52% 14.29% 42.67% -23.33% -35.10% 0.77 1.17 0.82
VDC $10,000 $34,395 9.97% 11.37% 28.02% -16.57% -29.37% 0.82 1.23 0.77
VIG $10,000 $30,424 8.94% 12.79% 29.62% -26.69% -41.11% 0.66 0.97 0.96
VTI $10,000 $30,173 8.87% 15.06% 33.45% -36.98% -50.84% 0.58 0.84 1
SPY $10,000 $29,622 8.71% 14.56% 32.31% -36.81% -50.80% 0.59 0.84 1
VYM $10,000 $27,107 7.97% 14.00% 30.08% -31.91% -51.79% 0.55 0.79 0.95
DVY $10,000 $23,816 6.90% 14.27% 28.85% -32.87% -57.39% 0.48 0.65 0.85
TLT $10,000 $23,265 6.71% 13.68% 33.96% -21.80% -21.80% 0.48 0.84 -0.33

では,ばらつき具合を表す標準偏差を小さい順に並べてみました.株価の変動が大きいと気になりますからね.で,並び替えると,生活必需品小売りVDCが一番ばらつきが少なく,長期国債TLTではありませんでした.そしてやはりQQQとVGTが大きなばらつきとなりました.

Portfolio 投資額 評価額 年平均成長率 標準偏差1) Best Year Worst Year Max. Drawdown Sharpe Ratio2) Sortino Ratio3) US Mkt Correlation4)
VDC $10,000 $34,395 9.97% 11.37% 28.02% -16.57% -29.37% 0.82 1.23 0.77
VIG $10,000 $30,424 8.94% 12.79% 29.62% -26.69% -41.11% 0.66 0.97 0.96
TLT $10,000 $23,265 6.71% 13.68% 33.96% -21.80% -21.80% 0.48 0.84 -0.33
VYM $10,000 $27,107 7.97% 14.00% 30.08% -31.91% -51.79% 0.55 0.79 0.95
DVY $10,000 $23,816 6.90% 14.27% 28.85% -32.87% -57.39% 0.48 0.65 0.85
VHT $10,000 $41,254 11.52% 14.29% 42.67% -23.33% -35.10% 0.77 1.17 0.82
SPY $10,000 $29,622 8.71% 14.56% 32.31% -36.81% -50.80% 0.59 0.84 1
VTI $10,000 $30,173 8.87% 15.06% 33.45% -36.98% -50.84% 0.58 0.84 1
QQQ $10,000 $55,368 14.07% 17.47% 54.68% -41.73% -49.74% 0.79 1.21 0.92
VGT $10,000 $52,927 13.68% 18.20% 61.89% -42.81% -50.58% 0.75 1.14 0.91

次に,下落率の小さい順に並べました.ただ,Max. Drawdownの定義がよく分かっていないので,細かいことはほおっておいてください.

Portfolio 投資額 評価額 年平均成長率 標準偏差1) Best Year Worst Year Max. Drawdown Sharpe Ratio2) Sortino Ratio3) US Mkt Correlation4)
TLT $10,000 $23,265 6.71% 13.68% 33.96% -21.80% -21.80% 0.48 0.84 -0.33
VDC $10,000 $34,395 9.97% 11.37% 28.02% -16.57% -29.37% 0.82 1.23 0.77
VHT $10,000 $41,254 11.52% 14.29% 42.67% -23.33% -35.10% 0.77 1.17 0.82
VIG $10,000 $30,424 8.94% 12.79% 29.62% -26.69% -41.11% 0.66 0.97 0.96
QQQ $10,000 $55,368 14.07% 17.47% 54.68% -41.73% -49.74% 0.79 1.21 0.92
VGT $10,000 $52,927 13.68% 18.20% 61.89% -42.81% -50.58% 0.75 1.14 0.91
SPY $10,000 $29,622 8.71% 14.56% 32.31% -36.81% -50.80% 0.59 0.84 1
VTI $10,000 $30,173 8.87% 15.06% 33.45% -36.98% -50.84% 0.58 0.84 1
VYM $10,000 $27,107 7.97% 14.00% 30.08% -31.91% -51.79% 0.55 0.79 0.95
DVY $10,000 $23,816 6.90% 14.27% 28.85% -32.87% -57.39% 0.48 0.65 0.85

さらに,投資の効率性を測る指標であるシャープレシオ順.シャープレシオ=(ポートフォリオの収益率ー無リスク資産の収益率)/(ポートフォリオの収益率の標準偏差)となっているため,収益率が高かったり,標準偏差が小さいと大きな値となるので,生活必需品小売りVDC,QQQ,VHT,VGTが上位に来ています.

Portfolio 投資額 評価額 年平均成長率 標準偏差 Best Year Worst Year Max. Drawdown Sharpe Ratio Sortino Ratio US Mkt Correlation
VDC $10,000 $34,395 9.97% 11.37% 28.02% -16.57% -29.37% 0.82 1.23 0.77
QQQ $10,000 $55,368 14.07% 17.47% 54.68% -41.73% -49.74% 0.79 1.21 0.92
VHT $10,000 $41,254 11.52% 14.29% 42.67% -23.33% -35.10% 0.77 1.17 0.82
VGT $10,000 $52,927 13.68% 18.20% 61.89% -42.81% -50.58% 0.75 1.14 0.91
VIG $10,000 $30,424 8.94% 12.79% 29.62% -26.69% -41.11% 0.66 0.97 0.96
SPY $10,000 $29,622 8.71% 14.56% 32.31% -36.81% -50.80% 0.59 0.84 1
VTI $10,000 $30,173 8.87% 15.06% 33.45% -36.98% -50.84% 0.58 0.84 1
VYM $10,000 $27,107 7.97% 14.00% 30.08% -31.91% -51.79% 0.55 0.79 0.95
TLT $10,000 $23,265 6.71% 13.68% 33.96% -21.80% -21.80% 0.48 0.84 -0.33
DVY $10,000 $23,816 6.90% 14.27% 28.85% -32.87% -57.39% 0.48 0.65 0.85

1)ばらつきを表し,小さな値ほどばらつきが少ない.
2)投資の効率性を測る指標の一つ.値が高いほど,より効率的な運用を行えていることを示す.異なる投資対象を比較する際に,同じリスクならどちらのリターンが高いかを考えるときに役立つ.
3)シャープレシオだけでは分からない下方リスクの抑制度合い示し,この数値が大きいほど下落局面に強いことを示す.
4)米国マーケットとの相関を表し,数値が1の場合は同じ動きで,1から値が離れているとマーケットと乖離していることを示す.

 

QQQとVGTが際立って好成績ですが,たかぼうは保有するならどちらかでよいと思っています.基本はVTIなどの市場平均とし,派生として高配当,ナスダック100,ヘルスケア,生活必需品小売りかな?

 

今回はリーマンショック前から設定されているETFの一部を取り上げ,バックテストを行いました.

債券のETFはマーケットとは負の相関関係があるため,1つのポートフォリオの中に組み込み,株式:債券の比率を変え,リバランスすれば,株式ETF保有より好成績となりますが(過去),それは次回といたします.

このエントリーをはてなブックマークに追加